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2025/08/22
インタビュー

フリーライター・柳原真咲さんにインタビュー!【ampule Boostars★メンバーの声 Vol.02】

ampuleの活動に共感してくださる美容ライターさんのコミュニティ「ampule Boostars★」のメンバーへのインタビュー企画第2弾。

今回は、フリーライターの柳原真咲さんにお話を伺いました。

普段のお仕事や美容に対する考え、「ampule Boostars★」との関り方やなどについてお話いただきましたので、インタビュー形式でお届けします。

Profile

柳原真咲/やなぎはらまさき

美容・コスメ・恋愛など女性向けジャンルを中心に複数のメディアで執筆。日本大学芸術学部演劇学科卒。演劇制作会社、PR会社に勤務後2017年に独立し、現在フリーランスで活動中。

Instagram(@masaki_y99)
HP:https://www.masaki-dream.tokyo

ーーライターとして多方面でご活躍中の柳原さんですが、現在の主なお仕事の内容について改めて教えていただけますか。

フリーランスのライターとして、雑誌やWebメディアを中心に美容・ライフスタイル系の記事制作を行っています。
女性ファッション誌『ar』ではスキンケアやメイクなどの美容企画、インタビューやタイアップ記事などを担当しており、言葉とビジュアルの力でキュンとするコンテンツを届けることを大切にしています。

最近は、企業様から広告ビジュアルやLPのディレクションをご依頼いただくことも多いです。

ーーライターの仕事に取り組むようになったきっかけや背景について教えてください。  

たまたま化粧品のPRをやっていたときに、そのPR先としてライターさんという職業があることを知りました。そこから、ライターになりたいなと思うようになり、ご縁があって今のお仕事につながっています。

もともと友達の悩み(とくに美容とか恋愛とか)にひたすらやんややんや言って一緒に考えるのが好きで、あとは可愛いものも大好きで。さらに子供のころからポエムやコラムを書くことが好きで、小学校の学級新聞とかに自分に酔いまくった謎コラムを連載してたりしていました(笑)。そういった好きなものたちを掛け合わせたときに、編集やライターみたいな仕事とマッチしたのかなと思います。

企画立案から撮影現場でのディレクション〜テキスト作成まで担当

ーー仕事において大切にしていることや意識していることはありますか?

私が書いた記事や携わった制作物を見ることで、ちょっとでも日常の一瞬がキラッとしてもらえたら嬉しいなと思いながら取り組んでいます。

「あなたの記事を読んだ!」っていう読者に出会うことは正直そこまでないんですけど、私自身もあえて感想は言わなくても見ていて楽しい気持ちになる記事はたくさんあります。誰かにとって、そういった楽しい気持ちになる記事になったらいいなと。

アイドルの取材のお仕事だったりするとSNSに感想がいっぱい書いてあるので、検索してコメントを見て、「あぁ、喜んでくれてて良かったな」と思ったりすることもあります。編集部さんやクライアントさんが「反応良かった!」「理想的な仕上がりです」などリアクションをくださったときには、やっぱり良かったなぁと思いますね。

ーーお仕事を通して印象に残っているエピソードなどはありますか?

妊娠出産を経て「もうフリーランスの私に仕事なんてないんだろうな……」と少し後ろ向きな気持ちになっていた時に、何人もの編集さんに「柳原さんが復帰してくれるの本当に待ってた!」「やっぱり柳原さんでなきゃ無理です!」って言ってもらえて……(涙)。

そのときは、「え、私ってもしかしてこの仕事向いてるのかな?」と思ってモチベーションが上がりました。

ーー「ampule Boostars★」への参加を決めた理由は何ですか?  

発表会などでブランド様からプレゼンを受ける機会は多いですが、「ampule Boostars★」はまた一味違った動きをしていて。業界全体としての動向や世の中のトレンドなどのお話を聞ける機会はとても勉強になると感じて参加しました。

また、メディア同士の横の繋がりというのは意外とないので、とても貴重な場だなと思っています。

ーー「ampule Boostars★」が提供する情報や活動の中で、ご自身のために役立っていることはありますか?

データや根拠をもとに、先読みした美容情報をインプットできるので、とても役立っています!

また、しっかりその現場にいた方のお話が聞ける(例えば、オリーブヤングでカリスマ店員をされていたウンちゃんの韓国コスメについての勉強会など)というのも大変嬉しいです。

私は、記事作成をする上で最も重要なのは、「世の中の空気を読み違えない」「読者が求めているものとズレない」ということだと思っています。メディアの記事って本当に時代が映し出されますよね。それこそ、10年前の雑誌を今見るとテンションも謎だし、コンプライアンス違反な内容もあったりすると思うんですけど(笑)。

世の中や読者が求めることを伝えるためには、毎日のインプットがとても重要。だからこそ、「ampule Boostars★」はとてもありがたい存在であり、ampuleさんの勉強会は非常に役立っています。

勉強会でリサーチ結果として教えてもらった韓国メイクのネクストトレンドなどは、実際にいくつか企画案として提出しました!

美容・コスメ・ヘア・ファッションのジャンルを中心に活動しつつも、恋愛コラムやエンタメ系、人物インタビュー記事も得意です

ーー柳原さんにとって「美容」とはどんな存在ですか?

私にとって美容は「ちょっぴり前向きになれるスイッチを押してくれるような存在」です。

私は繊細なくせに非常に単純な人間なので、自分比で「ちょっとビジュ良い」とか「ちょっと体から良い匂いする」とか、「ちょっとお爪が輝いてるわ」とかで、鼻歌が出ちゃったりするんですよ(笑)。そういう意味では、美容って“見た目を変えること以上に自分を信じる力をくれるもの”だし、外見だけじゃなくて、内面やメンタルも豊かにするものだ(であってほしい)と思っています。

そう考えると魔法みたいで、可愛いですよね。雑誌の企画で「デート前準備企画」などに取り組む機会が多いんですけど、内容を考えているときにすごくキュンとするんです。何をやるかというのも重要だけど、「デート準備」っていうその気持ちが尊いし可愛いな〜と思いますね。

ーーご出産されてから、「美容」に対する意識に変化はありましたか?

ものすごく変わりました!

まず、それまで当たり前だった美容にかける時間が、いかに自分に癒しを与えてくれていたかということを実感しました。出産直後に産院で何日かぶりにスキンケアをしたときには、気持ちよくて泣いてしまったんです(笑)。今もまさに日々時間と戦いながら、美容と向き合っています。

また、以前の自分は「ママ美容」への解像度が低かったんだなと実感するとともに、反省しました。あとは、子どもの肌の調子を間近で見ることで、キッズ向けのスキンケアやUVケアにも関心を持つようにもなりましたね。

出産前よりも「自分の気分をあげる自分のための美容」によりフォーカスするようになったかなと思います。

子育て中の今の美容に対するモチベーションは、息子が「ママ可愛い」と言ってくれること!

ーー「ampule Boostars★」では「Enpower J-Beauty」をコンセプトとして掲げています。最後に、柳原さんの「Enpower J-Beauty」についてのお考えを教えてください。

「Enpower J-Beauty」という言葉に、とても共感しています!!!

いろいろな国の美容が好きで吸収したいという思いはありますが、繊細な感性と確かな技術が融合している日本の美容は、本当に唯一無二なものだと思いますし、ホッとできる場所です。

私は、美容って究極的に考えると“ご自愛のためにある”と思うんです。他人から見たら何が違うか分からなくても、ちょっと肌に手をかけてたり、可愛い色のリップを塗っていたりするだけで、不思議と気持ちってガラッと変わるじゃないですか。そういう意味でちょっとした自己対話の時間みたいな気がしていて、そういう時間を大切にする日本の美容文化には、すごく力があるなと感じています。そして日本の美容業界が豊かになれば、人々の心がもっと豊かになるのではないかと思います。

「Enpower J-Beauty」という考え方は、自分を大切にすることが巡り巡ってパワーになる、という意味でもすごく素敵。多くの人に「美容っていいな」「美容ってそんなハードルが高いものじゃないのかもな」と思ってもらいたいですし、美容を通じて“ご自愛”の輪が広がっていくような、そんな活動に私も関わっていけたら嬉しいなと思っています。

柳原さん、インタビューにご協力をいただきありがとうございました!

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