2025年12月11日（木）、2026年の美容トレンド予測を発表するイベント「Beauty Trend 2026」を開催しました。

今年は日本・韓国・アメリカの3ヵ国の美容トレンド予測を発表。美容メディアやメーカーなど、多くの美容業界関係者の方々にご参加をいただき、大盛況にて開催することができましたので、ほんの一部ではありますが、イベントの様子をレポートにてお届けします。

日本・韓国・アメリカの3社によるグローバル視点から全12の美容トレンド予測キーワードを発表

今年は、日本、韓国、アメリカの3ヵ国における2026年の美容トレンドを予測。

韓国のトレンド予測については、韓国最大級のビューティプラットフォーム「GLOWPICK」を運営するGlowdayz Inc.と、アメリカのトレンド予測については、アメリカでJ-Beautyを発信するCosme Hunt Inc.と共同にて発表しました。

国ごとに4つのトレンド予測キーワードを選出し、調査データや有識者の方のコメントなどをもとにトレンドの背景や市場動向を分析。イベントでは、具体例をご紹介しながら美容の未来についてのプレゼンテーションを行いました。

各キーワードについての詳細については、また後日ampuleのサイトにてお届け予定なので、こちらではイベントの様子をメインにトレンドの概要のみお伝えしていきます。

▼発表トレンドの詳細については、リリースもご参照ください
https://www.trenders.co.jp/news/4980/

J-Beauty Trend

まずは日本のトレンド予測の発表からスタート。

プレゼンターを務めるのは、トレンダーズ株式会社 ampule Div.エグゼクティブマネージャー／『ampule magazine』編集長の岡部のぞみです。

選出されたキーワードは、アンチエイジングから“リバースエイジング”の時代への移り変わりを背景に「時を止める美容」、未来の自分に投資するプラスワンの“前置きケア”の定着から「PREステップアイテム」、見えにくい部分まで意識が拡大しつつある細部ケアの拡張から「サードパーツケア」、ミドル～シニア世代のメンズ美容市場の拡大を受けて「ケアダン」。

「今回は日本ファッション協会の街頭調査を実施したり、美容業界の有識者の方たちにもご協力いただいたりするなどで多角的・客観的にトレンドを抽出してみました。日本全体の生活者の美容リテラシーが高まり、既存のケアから一歩進んだ、プラスアルファや細かいパーツのケアに目が向いていること。また、世代や性別を超えて美容が浸透している様子などが4つのトレンド全体が示す傾向として窺えます」（by 岡部のぞみ）

K-Beauty Trend

続いては、韓国のトレンド予測。

プレゼンターは、Glowdayz Inc. Platform Business Team Leaderのイ・ウンギョンさんです。

選出されたキーワードは、速すぎる流行から“本質”への回帰が予測される「オリジナリティー」、デジタル過多の反動で“過去のロマン”が顕在化した「ノスタルジア」、結果よりも“過程のよろこび”に価値を見出す「情緒ケア」、“成分”から“行動”へと進化しつつ再注目を集める第二世代クリーンビューティー「持続可能性」。

「今回トレンドとして挙げたキーワードたちが示すメッセージとは何か。それはK-Beautyが急速な成長を遂げている間に一番見落としていたものたちを示すのではないかと思います。一方で、この一連の流れは日本の美容市場が得意としてきた領域なのではないかと考えます。来る2026年は、日韓の両国のシナジーがより大きく発揮される一年になるのではないかと期待できます！」（by イ・ウンギョン）

US-Beauty Trend

ラストはアメリカのトレンド予測。

プレゼンターは、トレンダーズ株式会社 常務執行役員／ampule Div. 統括の飯田安紗美です。

選出されたキーワードは、形×質感×ツールのアップデートにスポットライトを当てた「進化系ブラシ＆チーク」、“理由のある大胆さ＆遊び心”が支持される流れの強まりから「プレイフル＆アイコニック」、インフルエンサー自身が“購買チャネル”となる時代の新たな仕組みの登場を受けて「リテールインフルエンサー」、日本発の成分であるコウジ酸への注目の兆しから「コウジ酸コンシャス」。

「アメリカの美容市場では、α・Z世代マーケットと動画バイラルメディアの伸長が大きな影響を与えているということを前提としたトレンドの動きか見られました。海外のハリウッドセレブでも日本や日本のカルチャーが好きな人は多くて日本は注目されているのに、美容においては実態として製品と体験が不足しているんです。J-Beautyにはすごく可能性があるけど、アメリカ市場ではまだまだ攻めきれていないので、しっかりとトレンドを捉えてムーブを起こしていけたら2026年は転換期になるのではないかと思います」（by 飯田安紗美）

【トレンド総括】2026年はJ-Beautyの世界進出に大きなチャンスあり！

韓国、アメリカのトレンドの流れを踏まえると、今まさにJ-Beautyに追い風がきているといえるのではないでしょうか。韓国トレンドの「本質回帰」、アメリカトレンドの「コウジ酸」からも、J-Beautyには世界進出への可能性が散りばめられています。

さまざまな市場で日本のものづくりの視点が求められ、J-Beautyの価値が注目されている今こそ、世界的にJ-Beautyが注目されるチャンスがあるはず！

2026年はまさに、「Empower J-Beauty」のための1年となりそうです。

トレンドアイテムが盛りだくさんの展示ブース

会場内には、各国の4つのトレンドキーワードに関連するアイテムを展示。ご参加者のみなさまには、イベントの前後に自由に展示ブースをご覧いただきました。

気になるアイテムを手に取ってみたり撮影したり。
各国のトレンド傾向の違いにも興味を示していただき、ご参加者様同士でもコミュニケーションをとる様子が見られるなど、展示ブースも終始大盛況でした。

イベント終了後のアンケートでは、日本のみならず韓国・アメリカのトレンドを知ることで、商品開発のアイデアが一気に加速したという声もいただきました。

年末のお忙しい時期にもかかわらずイベントに足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。2025年の締めくくりとして、無事にイベントを開催できたことに、ampule一同改めて感謝申し上げます。

2026年も引き続き、ampuleは「Empower J-Beauty」をテーマに掲げ、日本の美容の未来を創っていくためにさまざまな取り組みを行ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします！

今年も一年大変お世話になりました！

みなさま、良いお年をお迎えください。